うちって変!?



あるマンションの一室。
今日も主婦は元気である。
いい夫婦の条件 ここは沖田家。
夫・総司と妻・セイが結婚したのは三ヶ月前。
いわゆる職場結婚をして現在新婚ホヤホヤ。
煎餅とスナック菓子がテーブル狭しとのっている。
「もう甘い物飽きるんだよ〜」 この家の主婦・セイは煎餅をかじりながら喋る。
絶対夫の前では出来ない事だ。
「そのうち糖尿になるんちがう?」
隣で新製品のポテチを頬張るそばかすの女性。
総司の同僚・原田の妻であるまさである。
「それにしても沖田さんといいセイちゃんといい太らへんね?」
ずるいわぁと紅茶を飲みながら呟く女性。
こちらも総司の同僚・山南の妻である里。
「うち、その理由知ってんでv」
ふふっとセイを見ながらチョコに手を出す女性。
これまた総司の同僚・藤堂の妻、ゆうである。
そう、ここは社員専用マンション。 沖田夫妻の部屋は妻達の溜まり場であった。
「え?別にこれといって何にもしてないけど?」
「何言ってん!毎晩お盛んのくせにv」
「え!?なんで知ってるの」 とまで言って真っ赤になって口を押さえるセイ。
「な〜んや、そんな理由があったんや」
「そりゃまだ新婚ホヤホヤやもんね〜」
「それにうちの人と沖田はん同期やろ?」
「あ、そうやね」 「うちの平助はんがね『総司が毎日のろけてくんだよ〜』って言ってたわ」
もう恥ずかしくて顔が上げられないセイ
。 夫が帰ってきたら絶対とっちめてやる!と心に決めた。
「ただいま〜vセイ寂しくなかったですか〜vvv」 帰ってくるなりこそ甘えっぷり。
教育を間違ったか?とセイは思う。
でも付き合っていた時はこんなに甘えてこなかった。
むしろ結婚してからこんな甘えるようになった。
「もうセイに会えなくて寂しかったです」
この拗ねた顔で甘えてくる夫をセイは正直嫌いじゃない。
むしろ好き。
そんな事を考えてたら自分の体制にようやく気付いた。
とっちめる!とか言ってたのに抱き返してる自分。
夫の胸の中で安心しきってる自分。
おまけにさっきはお帰りなさいのチュッまでしてた!
慣れた新婚生活のクセとは恐ろしい・・・。
セイは思わず頭を抱えた。
「どうしたんですかセイ?具合でも悪いんですか?」
こうして自分を心配してくれる夫が好き・・・ って違う違う!
「もしかしてお馬ですか?でも(カウント中)まだ早いですよね?」
そこまで分かってもらうのはちょっと恥ずかしいんですけど・・・
「具合が悪いなら休んでていいんですよ?」
やっぱり優しいなぁ・・・。
夫の優しさにうっとりしてしまうセイであった。
「最近ちょっと無理させちゃいましたしねv」
そうだ!思い出した!! それについては文句を言いたい!!!
セイは飛び起きた、が総司に頭を抑えられてしまい またベットに戻されてしまった。
「セイが元気ないと心配なんです・・・。大人しく寝てて下さいね」
そう言って総司は妻の為にかいがいしく働いた。
冷えピタを探したり、おかゆを作ったり、何故かぬいぐるみを持ってきたり。
やっぱりこの人が大好き。 今日はこのまま甘えてしまおう。
たまにはこんな日あってもいいよね。
結局沖田家は今日も仲良し。 明日も平助はのろけ攻撃を受けるのだが、 それは奥様会議でも繰り広げられるのであった。