「血」

私の目の前には血が広がっている。


誰の血?

私のではない・・
私の右手には使い慣れた大刀。

その大刀には血が滴っている。


私の足元には少年のような少女が横たわっている。



「・・・・うぅっ」

それが誰なのか、誰に問わなくても自分が1番良く知っている。



どうしてこんな事をしてしまったのか。


愛しくてやまない少女が血だらけで横たわっている。


自然と涙があふれてきた。
そして、自分は笑っている。




あぁ、そうか。
この少女が私以外の男と仲よさそうに話していたのが許せなかったのだ。


これで、もう彼女は自分だけのものだ。