ありなし
エイプリル・フール
あるマンションの一室。
今日も主婦は元気である。
本日の話題は四月馬鹿。
「ねえねえ、今年はどんなんで驚かすの?」
「去年はやりすぎて泣かせてしもたから、今年はちょっと考えるわ」
「山南はんの事泣かすなんて、里さんなにしたん?」
「テーブルの上に離婚届置いて、隣の部屋に隠れてたん」
「それはちょっと・・・」
「さすがにやりすぎやわ・・・」
「そういうまさちゃんは?」
「うちは泣かせはせんかったけど、あとで怒られたわ」
「なんて言ったん?」
「エッチの時、ずっと演技しててん」
「それは・・・ホワイトライじゃない?」
「うん、限りなく真実に近いからリアルだよ」
「それは嘘に聞こえんなぁ・・・」
「ちなみにゆうちゃんとこは?」
「コスプレして『オタクやってん』て言うたった」
「・・・何のコスプレしたの?」
「さぁ?友達にこれ人気やからって貸してもろたから」
「そんで?平助はんの反応は?」
「それもいいって喜んではった」
「はいはい、ごちそうさん」
「で?今年はどないするん」
「せや、セイちゃんとこは何するん?」
「う〜ん、考えてなかった」
「ほんなら、うちらが去年やったやつやったらええやん」
離婚届置いて?
演技してましたって言って?
コスプレ!?
「泣くか、怒るか、喜ぶか」
「反応楽しみやわvv」
「頑張ってやセイちゃん!」
結果は、セイのみぞ知る。